カセットMTRを使い、LOFIなドラムを作る

先日、前から導入したかったカセットMTRを購入。

ちなみにこちら、ヤフオクで送料込み二千円でした(YAMAHAのMT4Xという機種です)

ジャンク品と記載されてありましたが特に異常なく使えました。

カセットMTRはひと昔前だと当たり前のようにみんな使っていた機材ですが、現在も使っている人は間違いなくほぼいないでしょう。

なぜ今更カセットMTRを購入したかというとテープコンプを利用してみたかったからです。

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テープコンプとは

これはコンプレッサーやリミッターと似ている機能なのでテープコンプと呼ばれています。

カセットテープの音は暖かいとか聴いたことありませんか?

カセットテープに音を録音する際、録音レベルが大きくなると高い周波数の音が再生されにくくなる。

高い周波数のみにコンプレッサーがかかっているような感じ。

もちろんコンプレッサーとは違うんですが、高い周波数のみ音が抑えられてテープ特有の角が取れた温かみのある音になります。

このテープコンプは未だに根強い人気があり、アナログの質感を加えるエフェクトとしてよく使われます。

テープコンプシュミレーターなるプラグインがたくさん出ているんですが、、

ただシュミレーターってどれも微妙なんですよね。。

現在カセットMTRは需要がほぼなく、2千円も出せば購入できます

リサイクルショップなんかに行けば簡単に見つけられますよ。

ビンテージのサンプラーを購入することも考えたのですが、それよりも安く、アナログの質感を取り入れられるので今回カセットMTRを購入しました。

実際どの程度音質が変わるか試してみた

元の音源と一回カセットMTRで録音した音源を比べてみました。

二つともノーマライザーをかけています。

また、イコライザー、コンプレッサーなどエフェクトは一切使用していません。

今回はドラムブレイクを使用しています。

 

元の音源

 

カセットMTRで録音した音源

 

 

大分変わりましたね。

ハイが抑えられて温かみのある音になりました。BOOM BAP系の曲のドラムで使われそうな感じになりましたね。

 

波形も比較してみましょう。

 

黄色がカセットMTRを通した音源、赤が元の音源です。

うん、波形だと違いがそこまでわかりませんね。

ただ若干変わっている部分はありますね。

LOFIにしてみた

更に検証です。

購入したカセットMTRは回転数の微調整ができるものだったので、hiphopの昔ながらのやり方でLOFIにしてみました。

90年代のプロデューサー達がこぞって取り入れていたテクニックです。

これビンテージのサンプラーを使ってやると音質が変わって面白いんですよね。

名機AKAI MPC 3000について熱く語ってみる
サンプリング主体のビートメイカーにとっては憧れの機材といって過言ではないAKAI MPC3000。 発売されてから20年以上経っていますが今だに高値で取引されています。 数々のヒップホップの有名プロデューサーが使っていた機種なので憧れを持っている方も多いでしょう。

 

まず音源のピッチを上げて再生しカセットテープに録音。

カセットMTRでピッチを元の速度まで下げ再生、これをもう一度PCで録音。

一番最初にピッチをどれくらい速くして再生するかによってどのくらいLOFIにするかを決めれます。

要するにどれくらい荒くなるかです。

今回はピッチをAbleton liveで+12変更して再生しました。

その結果がこちら

 

元の音源と比べてみると

 

全然違う!

大分いい感じに気持ちいい質感にできましたね。

この手法をSP-1200やMPC60、ASR-10などのビンテージサンプラーでやるとめちゃくちゃパンチの効いたドラムが作れたりするんですよ。

SP-1200が一番露骨に変わりますよ。

 

 

以上です。

今回はカセットMTRで検証をしてみました。

二千円で導入できるエフェクトと考えればとても安いと思います。

LOFIという言葉に憧れがあるなら購入して試してみる価値はあると思いますよ!

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