今回から気まぐれにAbleton Live付属のエフェクトに一つづつフォーカスして紹介していきます。
皆さんAbleton Live付属のエフェクトを使っていますか?
あまり使っていない方が大半でしょう。
Ableton Live付属のエフェクトと各社から販売されているプラグインのエフェクトを比較した場合、Ableton Live付属のエフェクトは見劣りしてしまうと思います。
Ableton LiveというDAWソフトの一番の長所って何だと思いますか?
僕は
直感的に、素早く、音楽を具現化できる点だと思っています。
Ableton Liveのエフェクト類は操作できるパラメータ類は多くはないです。
ただ、とにかく使いやすいんですよ。
ドラッグ&ドロップでエフェクトをアサインして音をすぐに加工できる。
Ableton Live付属のエフェクトを使う利点は自分の思い描いている音に素早く近づけられる点です。
音質は自分のアイデアを具現化してからその後で突き詰めればいいと思います。
もう一点大きな利点があります。
動作がめっちゃ軽い
もうね、100個くらい刺しても動くんじゃないかな。
それぐらい軽いです。
動作気にせずポンポンエフェクトを刺していけるのは便利ですよね。
では本題に入っていきます。
初回を飾るのは
DRUM BUSS
このエフェクトはAbleton LIve10から実装されたエフェクトです。
STANDARD、SUITEに付属しています。Introには付属していませんのであしからず。
DRUM BUSSとは
公式サイトの紹介には
と書いてあります。
簡単に言いますと、
ドラムトラック向けで、簡単に迫力を出したり、音質を変えたり、統一感を出したりできるエフェクト
このエフェクトあまり使ってなかったんですが、使ってみたら
あら、めっちゃ便利
本当にお手軽。
ビートを組んでちょっと鳴りが弱いなーとか歪ませたいなーっていう時にお手軽に使えます。
サチュレーター入れて、コンプ入れてリミッター入れてって作業をしなくていいんですよ。
マジで時間短縮。
ちなみに何ですが、最近アンダーグラウンドで主流のSP404のような歪んでいて汚いドラムを作りたいのであれば持ってこいですよ。
ドラム組んで適当にパラメータいじるだけで汚せるしグルーヴ感出せます。
ビート作ってDRUM BUSS通してみた
まず何もエフェクトかけてない状態です。
DRUM BUSSを通して2パターン作ってみました。ノーマライズしてあります。
こんな感じでガラッと雰囲気を簡単に変えられるんですよ。
パラメータについて
それぞれ細かく説明していきます
Drive
ディストーションのかかり具合を調整。Soft、Medium、Hardでディストーションのタイプを選べます。
Trim
処理を行う前の入力レベル
Comp
最適な設定で自動的にコンプレッサーがかかる
Transients
音のアタックや余韻の長さの調整。使うと音にメリハリが出せます。
Damp
高域の音を削る。フィルターみたいな感じです。音をこもらせることができます。
Crunch
中域の周波数のみにディストーションをかけれる。音がシャキシャキした感じになります。英語でCrunchyってスナック菓子とかのバリバリ、サクサクしてる感じのことを言います。まあようするにそんな感じの音にできますよってこと。
Boom
低域を強調できる。
Freq
Boomで強調する周波数を選べる。
Decay
Boomで強調する長さを調整
Dry/Wet
100パーセントでエフェクトがかかった音のみ出力。逆に0パーセントだとエフェクトがかかっていない音が出力。50パーセントで半々です。
Out
出力する音量の調整
以上!
また時間がある時にちょこちょこと紹介していきますね。
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