オーディオインターフェイスやMIDIキーボードなどを購入すると無料で付属してくるバンドル版のAbleton live Lite。
実際Liteでどの程度まで曲を作れるんでしょうか。
今回は主に使える機能、制限されている機能を調べたので紹介します。
使えるソフトウェアインストゥルメント
ソフトウェアインストゥルメントとはAbleton Live上で使える楽器のようなもの。サンプラー、シンセサイザーみたいなものです。それぞれできることや機能が色々と違います。
Drumrack
Simpler
Impulse
Instrument rack
Ableton live liteではこの四つが使えます。Ableton liveで使用頻度が高いと思われるソフトウェアインストゥルメントは使えるのは嬉しいですね。
オーディオエフェクト
Auto Filter
Beat Repeat
Chorus
Compressor
EQ Three
Erosion
Redux
Reverb
Simple Delay
Tuner
Utility
Audio Effect Rack
一応基本的なエフェクトは網羅しています。
MIDIエフェクト
シンセの打ち込みなどに自動でコードをつけたりピッチを変えたりとかできます。
MIDIを自動でコントロールしてくれます。フレーズに行き詰まった時などに意外と使えます。
Arpeggiator
Chord
Note Length
Pitch
Random
Scale
Velocity
MIDI Effect Rack
これは最上位バージョンのSuiteと変わらないです。全て使えます。
プリセットサウンド、エフェクト
Rack
- 268 Instrument Rack
- 48 Drum Rack
- 117 Audio Effect Rack
- 5 MIDI Effect Rack
プリセット
- 50 Instrumentプリセット
- 172 Audio Effectプリセット
- 109 MIDI Effectプリセット
サンプル
- 84のループ
- 1249 ドラムヒット
- 513 Multisamples, FX and other one-shots
結構色々ついてきます。ドラムの単音だったりエフェクトのプリセット、シンセも結構使えます。
主な使える機能
・セッションビュー、アレンジメントビュー
・WARP機能
・VSTおよびAudio Units対応
・トラックのフリーズ
・CAPTURE機能
・MIDIクロック/同期
・8オーディオトラック
・8MIDIトラック
・8シーン
・8モノ・オーディオ入力
・8モノ・オーディオ出力
VST、AUDIO UNITS対応は嬉しいですね。プラグインのエフェクトやシンセが使えます。
また、Ableton Liveになくてはならない機能WARPとトラックのフリーズも使えます。
Ableton live 10から搭載したCAPTURE機能も使えます。
大方の機能は網羅してますね。
使えない機能や制限
さあここからがデメリット編です。
・8オーディオトラック、8MIDIトラックの計16トラックしか使えない。
これが一番大きな制限でしょう。曲を作っている人ならわかると思いますがトラック数が少なそうな曲でも30トラックとか余裕で使ってますからね。
・2センドトラックとリターントラックまで
これもMIXしようと思ったらなかなか物足りないですね。
・アナライザー付きイコライザーがない
LiteにはEQ EIGHTが付属していません。なのでミックス作業などは難しいでしょう。
・サンプラーにスライス機能がない
サンプリングしてもCHOPができないです。鍵盤に割り当てて演奏してループを作ることができません。
・セッションビューは8シーンまで
セッションビューは他のDAWにはない機能なんでなかなか説明が難しいですが使ってみればすぐにわかります。とりあえず8シーンまでです。
まとめ
うーん、これで曲を作るのは難しいかな。やはりお試し版といったところです。
ただ、初めてDAWソフトを使ってみるって方にはちょうどいいと思います。
初めての方はLiteでもまともに使えるようになるまで一年ぐらい余裕でかかります。
Liteで慣れて曲が作れるようになって物足りなくなった段階でクロスグレードするので全然問題ないと思います。
Liteからのクロスグレードって普通に購入するより安いですし。
Ableton liveは他のDAWソフトとは大分考え方が違うので他のDAWから移行を検討している方も初めはLiteを使ってみるっていうのもアリだと思います。
ですので、これから曲作りを始める方、Ableton liveへの移行を考えている方はまずLiteから試してみるので十分だと思いますよ。
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