Ableton Live 10から実装されたCAPTURE機能。
Ableton Live 10が出たばかりの頃はあまり使っていなかったんですが、
ドラムを組むのに使うととても便利ということが判明して以来、とても重宝しています。
というか
Ableton Live 10で加わった機能で一番便利なんじゃないかと思います。
CAPTURE機能とは
録音ボタンを押していない状態でされたMIDI演奏をバックグラウンドで記憶してあり、
この四角で囲ったボタンを押すと直前に演奏していたMIDIを呼び出せる機能。
要するに
録音していない状態で演奏した内容を呼び出せますよという機能
別に録音ボタン押してやりゃ良いじゃねーかという話ですが、
適当に試し引きしてる時に面白いフレーズってできたりするんですよね。
という時にこのCAPTURE機能を使えば録音して演奏し直す手間が省けるわけです。
なんて便利!
DRUMを組む時に使うとめちゃくちゃ便利!
僕はCAPTURE機能は
DRUMを組む時にこそ使うべき
と思っています。
なぜかといいますと、
CAPTURE機能はシーケンスを再生していない状態でも使えるんです。
そして
シーケンスを再生しない状態で演奏した内容をCAPTUREする場合、自動的にBPMを検出してくれます。
これですよこれ。
一般的に曲を作る時ってBPMを決めてメトロノームをオンにして打ち込みをしていくと思います。(MIDIを自分で演奏して入力していく場合)
それをやらなくて良いんです。
試しで適当に叩いたDRUM LOOPがカッコよくて、それをいざ録音しようとメトロノームをオンにして演奏を録音してみると、
と感じたことありませんか?
これはメトロノームのカチッカチッというリズムに合わせてDRUMを叩いているせいなんです。
要するにメトロノームに演奏を邪魔されているんです。
手打ちで入力する場合、必ずズレが発生します。
このズレが良いグルーヴになったりするんです。
メトロノームがあると自由に演奏できないんですよね。
メトロノームのリズムに合わせて演奏しなければいけないという呪縛です。
僕はモタれたというかズレたDRUMを作ろうとしているのでメトロノームがすごい邪魔だったんですよ。
そこでこのCAPTURE機能の出番です。
シーケンスを再生していないMIDI入力を記録してくれているので、
適当に試しで演奏して良いなこれ、と思ったら
CAPTURE
これだけ。BPMも自動的に検出。便利すぎる!
というわけでCAPTURE機能についてでした。
アーティストでいうと
J DILLA
MADLIB
BUDAMUNK
辺りが作っているズレたDRUMを作りたいビートメイカーにはオススメです。
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